自我のめざめ

起きた直後にあのひとを思い出すことが多いのは、あのひとをそばに感じながら寝ていた日々の記憶がいちばんあざやかだからなのか。夢のように短い時間でしかなかったのに、ずっと忘れられないでいる。人生が二度あれば。