家族の風景

あのひとの家族と、あのひとと別れたことについて話す夢を見た。自分の苦しさをわかってもらえるとしたらあのひとの家族しかいないのかもしれない。こうなる前に相談できればよかったのかもしれない。いちばん苦しいとき、助けてほしいときに「苦しい、助けて」と言えなかった自分の弱さ、弱さを受け入れることができなかった弱さを、おれはきっとずっと悔いていく。