眠れない夜

疲れすぎているからなのか、深夜まで仕事した日があってリズムが崩れたからなのかわからないが、昨夜布団に入ってからいままでほぼ一睡もできなかった。こんなことはひさしぶりで、途中、もう本でも読むかと思ってライトをつけて『差別の哲学入門』を読み始めたものの、真面目に読まないといけない本なので第1章を読んだところで疲れてしまい(その時点で4時くらい)、またライトを消して布団にもぐり、あのひとのことを考えながら悶々としたりしているうちに朝になってしまった。あのひとといっしょに過ごした夜の最後のほうでは、おれがいびきをかくとあのひとが眠れなくなってしまうから、あのひとの寝息が聞こえるまで起きてようとしたりしていた。それはそれで幸せな時間だったなと、いまでは思う。