らぐなろっく

 3月に地方転勤が決まったKと引っ越し前にメシを食っておこうという話になって、いわゆる「まん防」期間中ということもあり大勢で集まるわけにもいかないからラーメンを黙食しよう、の流れで昨日は西日暮里の「えどもんど」へ。開店時刻を目掛けて行っておそらく30人弱くらいの並び。あの店がどうだとか麺量をどうするかとかラオタ的な会話をしながら40分ほど待って入店。二郎インスパイア系のなかでも富士丸インスパイア系と呼ばれるジャンルはふたりとも初だがうまくて喜んで食った。麺量は普通(茹で前300g)にしてたがちょっと苦しかった。食後軽く散歩したあとコーヒーを飲みながら近況とかサラリーマンとしての今後の身の処しかたとかについて話す。Kと会ってから20年、アラフォー(おれはジャスフォー)の難しさを話す年齢になったかって感じで感慨深い。
 帰りは池袋で映画。北の勇者の井氏との中本情報交換DMで言及された阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』を観る。
 主演の伊澤彩織(スタントプレイヤーを主たるフィールドとしつつ役者もやってる、の感じっぽい)がかっこよくてかわいいのでちょっと好きになってしまったが、作品全体に関しては個人的にはのれなかった。「社会性」とか「対人関係」という部分でのキャラクターの変化をクライマックスにするのなら「殺し」を仕事にしていることについて登場人物の内面もしくは舞台設定の掘り下げがもう少しないとちょい厳しい。けっこう絶賛されてるけど、その、他者の人生への想像さえもしたくない感じもふくめて「いま」って感じがする。