青すぎる空

ほかになんのやる気も出ないので新年の目標を減量にしていて、1月中に80kgを切るつもりだったのだが間に合わず、今朝ようやく79.5kgという数字を見た。たぶん80kgを切るのは5年ぶりくらいで、感慨深い。
でも、2年くらいまえ、あのひとの部屋で体重計に乗り、「半年で15kg以上減ってた!」と報告したとき、「すごいね!そういえばおなかもへこんできてるよね?」とほほえんでくれたときのよろこびとは比べるべくもない。あのひとと別れてから、おもしろい映画をみても、うまいものを食っても、それをあのひとと共有できない寂しさのほうが大きくて、よろこびを感じられない。ひとりではよろこびを感じられないというのが、苦しい。
人間が他者に対して持つべき正しい想像力とは、他者の苦しみは想像を絶するものだという想像力なのではないか。誰から見てもありふれた要素のありふれた組み合わせで起こったできごとで、たぶん誰にもわかってもらえないだろう苦しみを自分が抱えてみてはじめて思ったことだけど。