もうひとつの世界

いましろたかし『未来人サイジョー』を読む。マンガを選ぶ際、年に一回参考に買っている「フリースタイル」50号(特集:THE BEST MANGA2022)に載ってて気になったのが理由。過去読んだいましろたかし作品にはあまりいい印象はないが、漫画家のアシスタントが過去にタイムスリップし、その時点でまだ描かれていない大ヒット作の盗作をはじめる……というあらすじがおもしろそうだったのだ。結論として、一読した段階ではたしかにおもしろかったけどそこまで傑作というほどではない、という感想。いましろたかしは、大雑把にいうと自分のなかで唐沢なをき渋谷直角が入ってる、不快な作品を描く作家フォルダに入れていたのだが、そこからは外せる気がした。なぜか、ということをもう少し突き詰めて考えれば、唐沢や渋谷の作品をなぜおれが嫌いなのかがわかりそうな気がする。