真空

自分を自分として支えてくれていたもの、「自信」とか「自己肯定感」といった言葉で表現されるなにか、を自分はかなり強く持っていたのだと、いまならわかる。あのひとと出会って離れる経験をするまではほとんど揺らぎさえしなかったほどに。だからいま、それが揺らいでいることがとてつもなくきつい。
このように思うこと自体、自分が自分のことしか考えていないことの証明のようで、滅入る。