必要になったら電話をかけて

昨夜は是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』を観た。ペ・ドゥナ演じる刑事が夫に電話するシーンで、おれはあのひとが苦しいときに電話してほしかったのだなと思い寂しくなった。なんの予告もなくあのひとから電話があったのはたぶん2回だけで、そのときの気持ちを自分は、受け止められていなかったな、と思う。