近づいて

自分にとって大事な日になるはずだった、あのひととはじめて会った日付が近づいているからか、いつもよりさらにあのひとの存在を具体的に思い出す日が続いている。たとえばこんな三連休のはじまりの朝に、自分でないだれかが、あのひとの隣で目覚めていること。なぜそれが自分でないのかという、無駄な嫉妬の気持ちがおさえられない。自分に嫉妬する資格があるのかどうかすらわからないのに。