青い眼がほしい

よきもの、よきこと、とされるものの像を目にすることが苦しくて、テレビを見るのがキツくなっている。トニ・モリスン『青い眼がほしい』のブリードラヴ一家が自分たちを「醜い」と思わされる仕組みを実感する。
もちろん、テレビ番組やCMの提示する、おそらくは質的・量的なリサーチにもとづいた、「それ」−−現在を生きる多くの人がよきもの、よきこととしているなにか−−を知ることは仕事のうえでも必要だから、ほんとうは積極的に見るべきなのだが。