夜更けの電話

昨夜は布団のなかでまどろんでいるとき、携帯電話の執拗なバイブレーションで起こされ、何かの勘違いかと思ったらKからの電話で、間違って応答してしまった。これから寝るところだ、というかほぼ寝ていたところだ、と言って電話を切ろうとしたのだが、子を寝かしつけたあとでもあるのか、話をやめない。いつしか、おれがあのひとと別れた話をさせられ、2時間近く電話していた。キツいことを思い出すことを強いられ、精神的にはしんどかったが、他人に話すことで整理された面はあり、話しながら気づいたこともあった。あのひとはきっと、つらいと言う前にずっとつらい時間を過ごしていたんだろう。おれはそれに気づけなかった。それが悔しい。
電話のあと、結局目が冴えてしまい、午前4時頃まで眠れなかった。生活的にはやっぱり迷惑だった。