反貞女大学

須藤蓮監督『逆光』を観る。先日ゴールデン街で飲んだとき、たまたま同席した著名な映像作家に渡辺あや脚本ということで教えてもらい、興味を持っていた映画。三島にかぶれた大学生が、留年してる先輩を連れて夏休みに地元・尾道に帰る話。1時間ちょっとの小品だけど、舞台や散りばめられた要素の必然性がちゃんとわかる佳作だった。
冒頭の、ロープウェイから観光地を見下ろすシーンであのひととの一度だけの旅行を思い出して少し泣いた。人生最高のときだったかもしれない。